1998.11月
<僕も頑張るぞ!>


こんばんワイン!(死語)、とばかりに怒涛の勢いで今月もやってまいりました、心の奥に潜む一閃の光「ダンスの星」。
そしてTV番組「RAVE2001」(TV東京系 毎週金曜日 PM23:55〜)にまたもや出場する事に決まり、新しくかき集めたメンバーとの奮闘編でつづられております。 たーんとご賞味下さいませ。


「U.K CHAMPIONSHIP 98」世界大会優勝者「JO&ツヨシ」にインタビュー!

さてさて、先月言ったとおりU.Kから凱旋帰国した「SPARTANIC ROCKERS JAPAN」のメンバーJO&ツヨシにインタビューしてきました!
ツル「優勝オメデトウ!今色々引っ張りだこでしょ。」
ツヨシ「うん。忙しいよ。色々。取材とか色々あって。新聞にも出て。」
JO「オレなんかHOTDOGにも出たし。」
ツル「発表の瞬間はどうだった?」
JO「そりゃビックリしたよ。」
ツヨシ「でも英語で言ってたんで最初良くわかんなかった(^^;」
ツル「ははは。そうかもね。で、世界チャンプになれた感想は?」
ツヨシ「もう最高だね!今まで頑張ってきた甲斐があったよ。」
JO「目に見えないもので一番欲しいものを手にした感じ。」
ツル「決勝であの「スタイルエレメンツ(※)」と闘った訳だけど、勝つ自信はあった?」(※世界中の数々のダンスバトルを勝ち抜いてきたダンスチーム。)
ツヨシ「はじめはヤバイ!絶対負ける、とか思ったんだけど、実際やってみたらイケル!とか思ったね。だから別に特別調子が良かったとかではなく、いつも通りだったスよ。」
JO「チーム的には予定どおりに行ったけど。頭脳プレーで。こう来たらこう返そうとか色々策は練ってたし。でも、自分としては100点のではないね。他のメンバーに助けられたとこがあったかな?」
ツル「世界のレベルはどんな感じだった?」
ツヨシ「そりゃやっぱ凄いね。大技はハンパないよ。」
JO「そうだね。イーボーとアイバンの2人は飛び跳ね系の大技はヤバい。小技のパターンは思ったより少ない感じがした。小技では日本とそう変わらないかも。」
ツル「今後の予定は」
JO「とりあえず世界征服かな?世界中の大きな大会に出て攻めまくろうと思ってるよ。」
ツル「でも、ホント、世界チャンプっていうのは凄いね。なんか遠い存在になるなぁ。」
ツヨシ「そんな事ないよ。」
ツル「世界もいいけど。僕の僕とも一緒に踊ってよ(^^;」
ツヨシ「いつも呼ばれれば行ってるじゃん。全然やるって(^^;」
.....(以下 省略)


またまた出場!RAVE2001「いっぱい回ろうゾ!」

世界チャンプとなった、JOやツヨシをはじめ、一緒にやっていた仲間や昔一緒に練習していた後輩達たちもどこぞの歌手のバックダンサーを務めたり、大きいイベントで活躍しているのを見ていると、「僕も頑張らなくては!」という思いがフツフツと煮えて来て、そう、それは例えるなら煮えすぎてスパークリーになってしまったモチのような状態!(力うどん?)イベントな訳。おっと話がそれてしまっているね。
そう思っていた矢先にRAVE2001のディレクターさんからRAVE2001の第2回大会の東京予選最終のお誘いがあり、一回出場して惨敗しているにも関わらず(ダンスの星6月参照)、持ち前の出たがり根性と最近出番が少ないぞー!という不満も後押しして二度目の挑戦とあいなった訳ですが、さすがに2度も負ける訳にはイカン!という訳でRAVE2001対策!仕事の合間を縫って確実に勝てる最強メンバーを目指す旅に出た。


最強チームを作るぞ!

まあ、勝ち負けよりも楽しく踊ろうよ!っていうコンセプトがあったんだけど、前回は番組のレベルを甘く見すぎて、賞金(10万円)を山分けしたいって事もあって、最小人数の2人でオサム君と出たんだけど、2人だと体力的にもキツいし、(ずーっと踊りぱなしだから)フォーメーションも工夫できないので、やはり勝ちに行くなら厳しかった。ゆえに今回は前回の反省も踏まえて、4〜5人くらいの構成のチームにしようと考えました。2人で踊るよりもずっと迫力がありずっと見栄えする!もちろん、前回の祭りでやった23人!という大所帯も面白いけど、TV番組の1分半という放送時間内では皆を活かすには消化不良となってしまう。(ちなみにお祭りの23人でやったショーは約10分!)そして、フォーメーションを考えると偶数より奇数の方が2−3、3−2、V字と色々動かせるので面白い。やはり5人でやるのがBESTだ!!

さて、次に踊るジャンルだ。基本的に僕の得意とするジャンルは「LOCKING(LOCKDANCE)」と「BREAKING(BREAK)」だ。他のジャンルも踊れるけど、TVで、しかも勝ちに行くにはとても見せられるレベルではない。今回の2回大会は、決勝に進んでいるチームは「HIPHOP」が一番多い。次に「LOCKING」だ。となると、「BREAKING」に関しては1チームも勝っていない。やはりBREAKはソロが見せ場の踊りなのでチームダンスのコンテスト向きではないのかもしれない。でも、当然彼らと同じ事をしていたら勝てないので、単純に得意なLOCKINGだけを踊っても勝てないだろう。また、TVだからド派手な構成がイチバン。となるとやはり頭でグルグル回りまくる「BREAK」は不可欠じゃないかー!という訳で、揃ってナンボのコンテスト向きの「LOCKING」の要素とコンテスト向きでは無いけど、一般ウケを狙うなら一番!ぐるぐる回ってナンボのド派手な大技連発の「BREAK」の良い部分だけをうまく組み合わせたオリジナルなショーを作る事にしました。これならバッチリ!ラーメンやカレーをどっちか選ぶよりも半ラーメン&半カレーライスだ!!


●メンバー探しの旅

メンバー構成とジャンルはもう決まった!メンバー探しだ!
メンバーと言っても、これはチームダンスのコンテスト。スポーツと同じで、ただ上手いやつらを集めてもダメ。メンバー同士、息が合わないと勝ちに行くのは無理。そう。チームワークが大事なのだ!「FREEZE」や「BREAK JUNKIES」で出れれば息もピッタリだし、それに超した事はないんだけど、どちらもチームの主要メンバーにいる「JO・ツヨシ」はすでに世界チャンプ。他のテレビにも審査員として出まくっている上に、RAVE2001自体もゲスト(審査員側)で出る予定まであるので、出場者側で一緒に出てくれなんて、死んでも頼めない。次に「WIND BREAKERS」。これはチームの主軸の「タカハシ」君がダンスを辞めて就職してしまったし(ダンスの星8月参照)、紅一点の女の子ダンサー「マキコ」は車の免許の合宿へ行ってしまって練習に来られそうもない。こりゃダメだ。

そうして、色々考えた結果、前回のお祭り「春日部遊学フェスティバル」で一緒に踊った23人の中から上手くてやる気あるメンツを4人選べばいいんだ!と全てのメンバーが決まった。


●僕の新たな仲間達

さーて、では僕が今回、共に勝つべくして集まったダンスチーム「Y.C.L(Yatterman.Coffee.Lighter)」の5人の精鋭達を紹介しよう。

まず、リーダー、僕。TSURU、こと、鶴見 和昭。もうこのコーナーでもお馴染みなので言う事ないね。

次にいつもウチのチームの音楽(DJ)担当 兼 自称 朝型人間健康肌ダンサーのMASAKI君こと乾 真樹。彼はおなじみ「FREEZE」にいたメンバーで、1年前にDANCEを辞めてDJに転向したんだけど、JO達が世界チャンプになったのに刺激されてまたダンサーをやり出した天性の浮気者(?)。

つづいて、BREAKINGチーム「プライムマスター」に所属していたYUSUKEこと橋本 雄介君。彼は引越屋のバイトをするかたわら、休みをみつけては床でクルクル回り出す根っからの大技派BREAKDANCER。

最後は、チーム内最年少17歳の高校生2人、MASATO&AKU の暴れん坊コンビ。彼らも以前「BATTLE NATION」というチームでRAVE2001に出場し、負けてしまい、苦湯を飲まされたコンビ。絶対に上手くなってSAMさんを見返してやる!というやる気マンマンコンビです。
メンバー全員のクセがすごいっちゅうか、個性バキバキすぎて、リーダーの僕としてはこのチームをまとめるのは少々大変で骨が折れます。みんな本当に好き勝手ばっかり言うので大変ですが、方向性が一緒なのと、皆しっかり自分の意見を言ってくれるのでまあ良い感じといえば良い感じです。とりあえず後輩達になめられないようにチームを馬車馬のように引っ張って行こうと思います。さて、どうなる!このチーム!!結果は12/11OAの「RAVE2001」アーンド来月のダンスの星をお楽しみに!!

(12月へ続く)

→鶴見君のHPはこちら。


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