現在のSFC用バックアップ機の原点です。開発元はフロントファーストイースト社
(以後:FFE社)で、SWCシリーズの初代機でもあります。
機能的にもかなり良く、パソコンとの接続端子も付いていて、落としたデーターをパ
ソコンで解析・改造する事が可能でした。当時からパソコンとの接続を考えていたとな
ると、FFE社はただのコピー目的マシンではなく明らかに開発マシンを制作しようと
していた事が分かります。この辺りの精神が現在のSWCシリーズを生み、またユーザ
ーからも大きく支援されている理由でもあるのでしょうね。
人気の方もかなり高く、台湾はもちろん香港でも爆発的なヒット商品になりました。
性能によるモノもありますが、当時はバックアップ機単体でROM→FDに落とせるマ
シンが無かったのも売れた原因の1つだったのでしょう。現在バックアップ機の総称を
マジコンと呼ぶのはこの機種から来ているほどです。また、この機種のデッドコピー商
品が出回ったのも人気のバロメーターと言えるでしょう。迷惑な話ではありますがね・・
・・。
形状はFDドライブが外付けと、現在のマジコンユーザーから見ると少し変わった形
をしていますが、当時のマジコンはほとんどが外付けドライブでした。この機種は当初
は8Mだったらしいですが、いつの間にか16Mになっていました。最終的には32M
まで増設可能だったようです。どうやらサポートも万全だったようですね。スゴイ・・・・。
このマジコンはコレクターの間では人気が高く、高めな値段が付いています。国内で
の入手は困難だと思われますが、海外なら入手可能だと思いますよ。
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